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外食などが増える年末年始
私たち消費者ができるエシカル消費について考えてみましょう。

▶2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。

▶外食時、特に宴会においては、食品ロスが多く発生しています。また最近では、デリバリーやテイクアウトを利用して、家庭での食事の機会も増えています。少し意識するだけでも、お店で、家で食品ロスを減らすことができます。年末年始の忘年会新年会ではみんなで、おいしく残さず食べきろう!外食時に、食品ロスを減らすポイントを紹介します。

◆外食時は、「食べきれる分だけ注文」して、「食べきる」ことが基本

①料理の量を選べるお店や食品ロス削減に配慮したお店を選ぶ

②食べられる分だけ注文する

③料理を、おいしく残さず食べきる

◆フードシェアリングの活用

▶最近は、飲食店で廃棄寸前のおいしい料理や、食品流通業界の商慣習により賞味期限前に捨てられてしまう食品を安く購入できるインターネットサイトやスマートフォンアプリが展開されています。売り手のお店はおいしい料理や食品を捨てなくてすみ、買い手の消費者はおいしい料理を安く買えるなど、環境にもお財布にも優しい仕組みがどんどん出てきています。

◆買い物時のポイント

①買い物前に、冷蔵庫や食品庫にある食材をチェックする

メモ書きや携帯・スマホで撮影し、買い物時の参考しよう

②使う分、食べられる量だけ買う
まとめ買いを避け、必要な分だけ買って、食べきる

③期限表示を知って、賢く買う
利用予定と照らして、期限表示を確認しよう

◆購入した食品を使いきる工夫

家にいる時間が増え、ふだんはなかなかできない料理や家事にチャレンジされる方が増えているかもしれません。冷蔵庫や食品庫を整理して、期限間近の食品や使いかけの野菜など、食品を使いきる工夫をしてみるのはいかがでしょうか。

すぐに使う予定の食材は、お店の食品棚の手前からとるようにしよう

▶消費者庁は、農林水産省、環境省及び全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会と連携し、令和5年12月から令和6年1月まで、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施します。

▶外食を楽しみ、食べきることを実践していただくため、ポスター及び三角柱を作成しました。これらの啓発資 材は、飲食店等でご活用いただけます。 また、家庭での食べきるための工夫のチラシでは、食材を無駄にしないレシピ(まだ食べられる食材を無駄 なく使うレシピ)を掲載していますので、消費者の皆様にご活用いただけます。 これらは、以下の URL からダウンロードできます。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/

 

消費者庁HP より

「奥能登広域消費生活センター便り」(9月1日発行)

「奥能登広域消費生活センター便り」(9月1日発行)を発行しました。

ねらいは貴金属?

~訪問購入(買取)にお気をつけください~

「海外で困っている人を助けたいの で古着はありませんか?」と女性から 電話があり訪問を受けることにした。 自宅を訪れたのは男性で、古着をう けとった後、「私は貴金属の鑑定もで きるので、何かありませんか」と聞か れる。 「貴金属はありません」と断るが、男 性は居座り、脅す口調で話してきた。

トラブルにあわないために

  • 貴金属など、売る予定ではなかった物の売却を迫られても きっぱりと断りましょう。
  • 一人で対応せず、家族や周囲の人に同席してもらいましょう。
  • 買取業者から交付された書面で取引内容を確認しましょう。 もし、書面を渡されない場合は、交付を求めましょう。
  • 訪問購入では、消費者にクーリング・オフが認められています。

還付金詐欺が増加しています!
~ATMだけじゃない!ネットバンキングを使う手口にも注意~

 還付金詐欺とは、市役所、年金事務所等をかたって自宅の固定電話等に電話をして きて、税金や保険金等が還付されるなどと説明し、そのための手続きとしてATM等に 誘導するなどしてお金をだまし取る手口の詐欺です。

 2022年度の還付金詐欺の相談件数は、 過去5年間で最高となっており、トラブルにあ われている方の約95%が60歳以上です。

 近年、手口が多様化しており、ATMから振り 込ませる従来の手口のほか、インターネット バンキングを使って振り込ませる手口も見ら れます。

【事例1】
市役所から、健康保険の還付金があるのでATMへ行くようにと電話があった。

【事例2】
年金事務所と金融機関を名乗った電話があり、指示通りにATMをしたら振込をして いた。

【事例3】
インターネットバンキングで手続きをすると言われ、口座番号と暗証番号を伝えた。

相談事例からみる還付金の手口

  1.  役所等の担当者を名乗って電話をしてきます。
  2.  電話の中で消費者にお金が返ってくる話をします。 
  3.  役所等の担当者をかたる電話の後、金融機関の担当者をかたる電話がかかっ てくるなど、複数の人物が登場する「劇場型勧誘」も見られる。 
  4.  お金を受け取る手続きをするよう指示します。

アドバイス

  • 【お金が返ってくる】という電話は詐欺です。
  • 「お金を返すため必要」などと言われ、名前や住所、口座等個人情報を聞かれても、 絶対に答えたはいけない。
  • 不審な電話の対策として、防犯機能付き電話機の導入や、留守番電話機能、ナン バーディスプレイ機能などを活用する。
  • 不安を感じたら、すぐに家族・知人・警察・消費生活センター等に相談する。

子どもがライブ配信サービスで投げ銭!?

 夫のクレジットカードに心当たりのない高額な請求があり、カード会社に問い合わせたら、ライブ配信アプリでの課金だった。

 中学生の娘に聞くと、以前教えてもらった夫のクレジットカード番号を使いライブ配信で1回1万円の投げ銭を何度もしたようだ。

 投げ銭や音楽等の購入で、数か月で100万円以上の請求があった。

  • ライブ形式の動画の配信をしたり、視聴したりする「ライブ配信サービス」の多くは無料で利用できますが、ライブ配信者を応援するためのいわゆる「投げ銭」という課金機能があります。
  • 子どもが保護者のクレジットカード情報や携帯電話のキャリア決済を利用し、勝手に課金してしまうケースが見られます。暗証番号をしっかり管理しておくことが大切です。
  • 子どもがどのようなサービスを利用しているのか、その決済の仕組みがどうなっているのか理解し、使い方について家族で話し合うようにしましょう。

困ったときは、消費生活センターまでご相談ください

(局番なし 188)