スマートフォンに「利用料金のお支払いが確認できません。本日中に連絡してください。電話番号 …」という内容のSMS(ショートメッセージサービス)が届いたことはありませんか。
身に覚えはないけれど、「料金が未払い」と言われると気分が悪いものです。
慌てて電話をかけると、言葉巧みに高額な電子マネーを買わされたり、現金を振り込むよう指示されることがあります。
昨年話題になった手口ですが、いまだにこのようなSMSが届くという情報が寄せられていますし、被害は絶えません。
電話をかける前に、請求先との契約関係があるか確認しましょう。契約関係があった場合、SMSに記載された電話番号ではなく、契約先のカスタマーセンターなどに確認しましょう。
万が一、慌てて電話連絡してしまい対応に困ったときは、消費生活センターに相談しましょう。
■注意するキーワード■
「本日中に」、「24時間以内に」、「大至急」、「最終通告」など、不安をあおる言葉が使われています。
■悪意のあるSMSに登場するサービスの一例■
大手通信事業者(「料金が未納です」)
大手通販サイト(「会員登録内容をご確認ください)」
大手動画サブスクリプションサービス(「会員登録期限です」)
宅配事業者(「不在通知」を装い、偽サイトURLに誘導)
■偽SMSトラブルに合わないために■
- SMSが届いても、記載されている電話番号へ電話したりURLには安易にアクセスしないようにしましょう
- URLにアクセスした場合でも、提供元不明のアプリをインストールしたり、ID・パスワード等を入力したりしないようにしましょう
- 不正なアプリをインストールした場合にはスマートフォンを機内モードにして、アプリをアンインストールしましょう
- 偽サイトにID・パスワード等を入力してしまったら、すぐに変更しましょう
- 迷惑SMSやメール、ID・パスワード等の不正利用への事前対策をしておきましょう
- 携帯電話会社の対策サービスやセキュリティーソフト等を活用しましょう
- ID・パスワード等の使い回しはやめましょう
- キャリア決済の限度額を必要最小限に設定するか、利用しない設定に変更しましょう